岐阜バスに乗ってきました2(+名鉄バス乗り継ぎ)

 

 

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秋の行楽シーズンとなり、岐阜バスも1日乗車券が週末使える季節です。

日付は10月18日(日)毎日18日は谷汲山の命日で臨時バスが1日1本だけ運転されます。10月は日曜なので、名鉄岐阜駅にたくさんの人が並んで待っていました。(200人超える?)

 

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電車のときと違い、忠節から岐阜大付近を通り(途中までは定期バス扱い)谷汲山まで向かいます。次々と乗車していきました。

 

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1台では裁ききれず、続行便がきました。

2台とも立ち客がでました。満員となって出発していきました。命日は道路も渋滞するので、普段なら1時間のところが1時間半はみないと、つらいことになります。電車で参詣していた人も車に代わったことで、渋滞が促進されます。

(電車の走っていた時代がよかった)

それにしても臨時便が1日1本ということは、それだけの乗客しか見込めないことになります。谷汲山へのルートは他に、岐阜駅からモレラ岐阜まで岐阜バスでいって、樽見鉄道に乗り換え谷汲口まで乗って、谷汲口駅から揖斐川町コミュニティバスで谷汲へ行くコースがあります。 こちらのほうが渋滞も少ないでしょう。

 

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なんだかアニメキャラが描いてあるバス。

 

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JR岐阜駅へ移動します。ハイブリッドバスがいました。

 

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大野バスセンターへ行くことにします。

 

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大野バスセンター行きは、複数のルートがあり、その1つは廃止された名鉄揖斐線の代替らしく、揖斐線沿いの道路に沿って走ります。車で電車の写真を撮りに走った道路を行く、懐かしい道です。

 

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沿道には柿畑があり、無人販売所がありました。

乗客は5,6人ほどです。

 

 

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大野バスセンター 大野町役場の横にあります。名阪近鉄バスが大垣方面に接続しています。谷汲方面へでていた名阪近鉄バスは廃止されました。代わりに揖斐川町コミュニティバスが接続していますが、いったん本揖斐へでて、乗り換えなければなりません。本数が少ないので役に立たないようです。

 

電車が廃止されて10年、バスなどの公共交通は衰退する一方です。

またそれは岐阜市の中心部の衰退を意味するかもしれません。このバス路線は岐阜市の中心部、徹明町交差点を通ります。かつてメルサがあったところには大きなファミリーマートが入り、通りの北はドンキホーテ、ドラッグストアは郵便局となって休みはしまっています。それでもシャッター通りよりはましといったところか。

  

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 JR岐阜駅へもどり、川島松倉行きに乗ります。13:24発 この次は16:04ですのでこれに乗らなければなりません。

 

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バスは加納地区の県道を通り、細道に入ります。バスの乗客は私1人だけ。途中

のバス停も誰もいません。ですのでバス亭には止まらず、通過するだけです。空気を運んでいます。やがて右折して細道を行きます。

 

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国道22号線(名岐バイパス)を横切り、笠松地区に入ります。左手にピアゴ 笠松

岐阜から一宮へ抜けるおなじみの道です。

 

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東海北陸自動車道が見えてきます。

 

 

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通称木曽川 外堤防道路を右折して川島方面へ向かいます。(内堤防は、川島町を囲む堤防のこと 川島周辺の木曽川は二重堤防になっている)

 

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河川環境楽園に到着。ここではじめて扉が開きました。しかしだれも乗車なし。

 

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内堤防 木曽川の本流(北派川)川島大橋を渡ります。もうすぐ終点です。

 

 

 

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終点 川島松倉に着きました。 私以外だれも乗りませんでした。

14:10着 所要時間46分

岐阜バス島松倉は、名鉄バス川島停留所でもあります。南側に木曽川をはさんで愛知県一宮市があります。ここは県境の停留所です。

 

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名鉄バス亭の時刻。岐阜バスが1日7便ほどであることに対し、3倍以上の便があります。

日中でも1時間に2便 朝のみですが、江南方面のものもあります。

ここから名鉄(JR)一宮駅へは35-40分ほどです。一宮市(愛知県)方面への利用が多いことがわかります。

各務原市川島町は岐阜県ですが、周囲を文字通り木曽川に囲まれた地域です。岐阜市各務ヶ原中心地へ向かう人は、元々少ない地域です。どちらかと言うと繊維産業の関係で隣接する一宮市浅井町江南市とのつながりが深い地域でした。電話番号の市外局番も一宮市と同じ0586です。川島町とほかの地域との行き来は、橋を渡らなければなりません。岐阜県側とは1本の橋(川島大橋)でしたが、最近2本の橋(平成川島橋、各務原大橋)ができました。愛知県側は昭和に3本の橋((思いやり橋)小網橋、河田橋、渡橋)ができていました。平成の大合併のときも一宮市との合併を望んだ住民もいたようです。

 

 

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終点手前の松倉口 3本のバス停が並びます。

 

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川島転回場に名鉄バス 名鉄一宮駅行き(手前)がきました。奥のはここまで乗車してきた岐阜バス。(以前は薬屋の前だった。)

カラーが似ています。岐阜バス1日乗車券も使えるのはここまで。ICカード岐阜バスはアユカというもの。ここから名鉄バスはマナカ、トイカ等の共通のICカードを使います。

 

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名鉄バスに乗り換え名鉄一宮駅を目指します。

内堤防 木曽川支流 南派川(河田橋(こうだばし))を渡り、岐阜県から愛知県へ向かいます (愛知県側にも外堤防があります)

 

 

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 一宮市大野から、島村を通ります。岐阜バスと違い、バス停から乗客が次々と乗車します。宮田本郷からの系統と合流し、また国道22号を横断します。

ここから南は10分間隔になります。

 

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名鉄一宮駅バスターミナルに到着しました。

 

岐阜バスの乗車と対照的でした。

かつては名鉄バス一宮駅から岐阜駅(新岐阜)ー高富(現 山県市)まで走っていました。路線バスの縮小に伴い廃止され、一宮と岐阜を結ぶ路線バスは、川島経由だけになりました。「そんな乗り方あんただけだよ」と言われるかもしれません。たしかに鉄道が機能していれば、路線バスの乗り継ぎは不要です。しかし、東海大地震の警戒宣言が発令されれば、鉄道は運休します。そのときこの路線が生きていれば、少なくとも15km歩いていかなくてもよくなります。 そのとき乗客は一気に増えますが、少なくとも足の悪い人はバスで運べるのではないでしょうか。並行する名鉄各務原線とどこかで接続するとか、改善策があるといいのですが。