福井へ行ってきました (その3 永平寺口駅改修)

帰りに永平寺口駅で降りました。

実は改築されたのを知らずに、電車からみて、あわてて降りました。

改築前の駅舎です。

 

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これは京福電鉄時代の写真で当時は東古市といっていました。

 

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京福電鉄時代の東古市駅のホームです。

右側が旧駅舎で当時永平寺線の乗り場(1番)として使われていました。

信号機向こうの真ん中のホームが勝山本線(現勝山永平寺線)として(2)(3番)として使われていました。永平寺線が廃止されたあと 1番線は永平寺口発に使われています。手前左端の屋根あたりに、永平寺行きのバス乗り場がありました。

 

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カメラを持っているのは私。位置は2,3番線のホームです。その奥に使われなくなったホームがありました。これはかつて4,5番線のホームで、ここから1969年(昭和44年)まで丸岡、金津(現JR芦原温泉)へ永平寺線が延びていました。

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旧4,5番ホームから2,3番ホームを見たところ。

 

 永平寺口駅は永平寺への玄関口であると同時に、越前本線と永平寺線の結節点でもありました。旅客や貨物が行きかう場所でもあったわけです。

 ただ永平寺線が廃止され、えちぜん鉄道に変わりましたが、しばらく駅舎、線路やホームの配置は以前と同じままでしたので、使いづらいのではないか、ホームの位置をずらすなど変更しないのかと思いました。

 

<今の永平寺口駅>

ホームの配置は改築前と変りません。しかし駅の位置はホームをはさみ、以前と反対側に新築されました。駅前広場もできました。

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4,5番ホーム、その他の建築物は撤去され、新しい永平寺口駅舎が完成しました。

 

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駅奥にバス、タクシー乗り場が作られました。また

 

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駅横にあって、おばけ屋敷のようだった「旧 京都電燈古市変電所」も立派に改修され文化遺産として残されています。

 「京都電燈」とは何?と思われる方もいるかもしれません。名の通り京都にあった会社です。京都の電力会社で、福井に支社がありました。

 

また最初に掲載した旧駅舎も

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国の登録有形文化財に指定され、地域交流館として活用されています。

 

都会では、再開発のため古い建築物が取り壊され、新しいものに置き換わられています。しかし、えちぜん鉄道沿線では、古いものを残しつつ新しいものを作っていく工夫がされています。勝山駅に保存されているテキ6もその1つの感じがしました。

 

福井のシリーズは以上でおしまいですが、せっかく各所に文化遺産が保存されています。ので折をみて 番外編 えちぜん鉄道の生い立ち を編集します。